節約の為下道での帰り道、前回寄った有乳湯(うちゆ)がとても良くて田沢温泉へ寄ってみました。
有乳湯に入りたいのは山々ですが、今回は前回入り損ねたますや旅館に寄ってみることに、これまた当たりです。
このますや旅館、明治元年建築木造三階建て高楼と白壁の土蔵が由緒ある佇まいを見せています。
島崎藤村ゆかりの宿で、藤村の作品「千曲川のスケッチ」の一節「山の温泉」でますや旅館を記している。
また松坂慶子主演の「卓球温泉」の舞台ともなった。
さて、有乳湯を横目にますや旅館に寄ってみたかったのは、やはりこの建物。有形文化財に登録されています。
建物もそうだし、有乳湯に近いこの旅館。勿論温泉も有乳湯と同じ源泉。(有乳湯は田沢温泉2号泉のみ、ますや旅館は2号泉と3号泉の混合)
しかも露天風呂もあるし、いつも混んでいる有乳湯よりはのんびりまったり入っていられるだろうと目論んだのだ。
ますや旅館の先に有乳湯、この日はひっきりなしに人が出入りしてました。やっぱり混んでいるんだろうな。
もうね、入る前からわくわくが止まらない建物。
入ってみても明治。(?)レトロな館内。これまたわくわく。
玄関で声をかけるが誰も出てこないので、入らせて頂きフロントへ
奥から御主人が出てこられ、実は今日はさっきまでお断りしてたんです。とのこと、ショック!!!
余程私が残念そうな顔をしてたのか、お一人ですか?ならいいですよ。と入らせてもらえる事に♪
初めてですか?良かった。ゆっくり入って行って下さいとお風呂の説明を受け、優しく丁寧なご主人でした。
良かった。これで断られたら、この旅館の為にここまで来たのに。(´▽`) ホッ
この日は、身内の集まりだったのかな?忙しそうにしてらっしゃいました。無理言ってすいませんでした。
フロントにも廊下にも沢山の色紙が飾ってあった。興味がないので見なかったけど松坂慶子とかのサインもあるのか?
やはりこんな素敵な長い廊下を延々歩いて行きます。右奥の建物が浴室らしい。
いっきに明治にタイムスリップした気分になる建物だ。
建物突き当たりに浴室有。
鍵付きロッカーはなし。なぜか洗顔やクレンジングが沢山の種類置いてあった。
シャワーカランは5つ位かな?アメニティもあり
シャンプーもいろんな種類あり。
お風呂はこんな感じ。内湯のガラスの先に露天風呂。
どちらもざばざばオーバーフロー
内湯は5~6人サイズかな
入ってみると、有乳湯よりは卵臭と泡付きはないけれど、有乳湯のような柔らかなとろみのあるぬる湯
これは堪りませんな。こんないい湯を独り占めだなんて至福の時間です。
コップもあり、飲泉してみると茹で卵味。泉温は38度くらいか?
露天風呂も5~6人サイズ
あまりにいい湯と、この暑さにこのぬる湯が最高で長湯してしまった。
もったいないくらいオーバーフロー。
脱衣所に貼ってあった卓球温泉のチラシ
浴室からの帰り道、廊下に明かりが灯り、これまたいい感じ
倉ね。卓球室見てくるの忘れた。
この旅館、いや田沢温泉自体がノスタルジーを感じさせる異空間に思えるのは私だけかな?
ますや旅館、いつか泊まってみたい旅館でした。
ちなみに、こちらに宿泊すると有乳湯の割引券が頂けるそうです。と言っても有乳湯200円なので割引券ありで100円。安っ!!!
宿泊予約はこちら
住所:長野県小県郡青木村田沢温泉
TEL: 0268-49-2001
日帰り営業時間:10:00~20:00(要確認)
定休日:(要確認)
料金:500円
源泉名:田沢温泉2号泉と3号泉の混合泉
泉質:アルカリ性単純硫黄温泉
泉温:40度
あてにならない私的お勧め度
総合 ★★★★☆(休憩所が欲しい所)
泉質 ★★★★☆(有乳湯よりは劣るが、夏は最高♪)
ロケーション ★★★★★
2017年8月時点のデータです。