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登山での熱中症 症状と対策

2017年7月18日

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暑いですね。連日30度以上の猛暑。

下界でも動かなくても暑くて息苦しいのに、山(特に低山)になんて登った日には熱中症になっちゃますよね。

熱中症は多量の汗をかいて体内のミネラルや水分バランスが崩れること、また体温調整が上手くできなくなることで起こります。

体力があるから大丈夫とか室内だから大丈夫ではありません。睡眠不足やちょっとした体調不良が熱中症を引き起こしたりする可能性があります。

どんな人でも熱中症になる可能性があるという事です。

実際、熱中症になった私がどんな時熱中症になり易く、どんな症状になったら救助を呼ぶべきか、また熱中症予防はどうすればいいか書いてみようと思います。

熱中症で沢山の人の助けで、ようやく自力下山できた記事はこちら

熱中症 沢山の人に感謝

まさか自分が熱中症で動けなくなって、沢山の人に助けられるとは思ってませんでした。 私の過信から起きた出来事。戒めの為に書いておきます。 ↓の続きです。 秋田駒ケ岳、何度も来ている山。今回登りに使った秋 ...

これから記載する症状が出たら熱中症のサインかもしれません。正しく対処すれば大事に至らない場合もあります。症状と対処法を頭に入れておきましょうね。

熱中症の症状・対処法と重症度

熱中症は水さえ飲んでいればいいというものではありません。汗と一緒に塩分が排出される事で熱中症は起こります。

熱中症は、なんとなく体調が悪いな、疲れやすいなどといった症状から急激に悪化する事があります。特に登山中であれば、最悪の場合救助を呼ぶにしても手遅れになる場合もあります。早い段階できちんとした応急処置をし、大事に至らないように心がけましょう。早め早めの対応が命を救います。

軽度の症状と対処法

  • 目まいや立ちくらみ、顔の赤み、ほてりなどの症状が出たら熱中症のサインです。
    • 上がった体温を下げるために大量の汗が出ます。体液が減少する事で脳への血流が悪くなり上記の症状を引き起こします。
  • 筋肉痛や筋肉のけいれん、手足のしびれ、手足が攣る
    • 汗が体外に出て、ナトリウム不足が筋肉の痛みやこわばりが起こります。

これらの症状が出た時は、涼しい所で身体を休ませ冷やす、スポーツドリンクや経口補水液、熱中症予防サプリ等で水分と汗で流れた塩分を補給しましょう。

中度の症状と対処法

  • 頭痛、吐き気、嘔吐、倦怠感ぐったりする、動けない
    • 脱水症状が進んでくると身体の機能が上手く働かなくなります。このような状況になってきたら素人判断で様子を見ているのは危険です。病院へ行きましょう。
  • 汗が異常に出る

これらの症状が出た時は、意識がしっかりしているか、きちんとした受け答えができるか。救助を呼ぶかどうかといったところ。軽度の処理と同じく涼しい所で身体を休ませ冷やす、山では木陰など移動できない場合は、日が当たらないよう服を被せて木陰を作ってあげてもいい。できれば首回りや脇の下などリンパが通っている所を冷やすといい。スポーツドリンクや経口補水液、熱中症予防サプリ等で水分と汗で流れた塩分を補給しましょう。また、靴を脱がせ、足を高くしてあげることによって血流を心臓などの臓器に回す。

重度の症状と対処法

  • 体温が高い、意識がなく呼び掛けへの反応が鈍い、体がけいれんを起こしている。きちんと歩く事が出来ない。
    • 脱水症状が進んで脳の温度が上昇し体温調整の機能が低下・停止してしまいます。ここまでくると多臓器不全に至る事があり最悪は命を落とすことになります。一刻も早く救助を呼んで下さい。この時点で救助というと山では手遅れになってしまいます。

これらの症状が出た時は、手当よりも一刻も早く救助や救急車をを呼ぶ。いままでの処理と同じく涼しい所で身体を休ませ冷やす、水があれば服などにかけてあげるなど、とにかく体を冷やす。山では木陰など移動できない場合は、日が当たらないよう服を被せて木陰を作ってあげてもいい。できれば首回りや脇の下などリンパが通っている所を冷やすといい。スポーツドリンクや経口補水液、熱中症予防サプリ等で水分と汗で流れた塩分を補給しましょう。また、衣類の締め付けなどなくし、熱を逃がしましょう。靴を脱がせ、足を高くしてあげることによって血流を心臓などの臓器に回す。

登山での熱中症予防の持ち物

ハイドレーション

富士山の登山くらいにしか使わないMYハイドレーション。これからは活躍してもらいます。

ハイドレはオスプレーもプラティパス(下の画像)も使ったことがある、高いけどお手入れの点では下のプラティパスBIG ZIPがお手入れし易い。

最近はいい物が出てきてCLEAR泡スプレーがあるのでお手入れはオスプレーでも結構楽ちん♪だと思う。ヾ(-д-;)ぉぃぉぃ

でもBIG ZIPは大きな口が開くからいいよね。

ハイドレーションのお勧めは、なんと言っても喉が乾いたらすぐ飲めるところ。

それに結構な量入るので、万が一熱中症になっても、この水を使って身体を冷やすこともできる。

ちなみに、熱中症の時はコーヒーやお茶は良くないらしいです。私倒れるちょっと前にカップコーヒー(マウントレーニア)を飲んでます。

コーヒー飲んだ事もいけなかったのかな?と反省

コーヒーやお茶がダメな理由は、カフェインに利尿作用があり、それだけ体内から水分が排出されるという事。あとは塩分を摂取できないからということらしい。

夏と言えば麦茶!!お茶好きな人なら麦茶を持って行きましょう。

常備薬

アミノバイタルと芍薬甘草湯は、大量に持ち歩いている。

アミノバイタルは疲れた筋肉の疲労回復を助けるので飲んでおくと、後が楽

芍薬甘草湯は、汗かきで普通に寝ていてもこむらがえりを起こす私。足が攣った時はこれを飲むと大抵速攻でよくなる。

これだけは忘れて行けない常備薬ですな。今回手足の痺れと攣りは、この薬とサプリのおかげで大分良くなった。

水も飲むのがやっとで意識も遠のく中、これと水分だけは取らなければヤバいと身体がサインを送ってました。無理やり飲んで良かったです。

夏の低山にはポシェットに必ず忍ばせて歩くのに、秋田は涼しいと過信してました。これも必携。100均

1本くらい持っておきたい経口補水液、おでこ冷却シート、熱中症予防タブレット、携帯即冷パック、冷却スプレー

おでこ冷却シートは、下山後の脱水による頭痛などに効くので山に行く時は常に車に入れています。でも今後は山登りにも連れて行こうと思います。

熱中症予防のタブレット。スポーツドリンクや山に行く経口補水液など高いし、沢山持って行かなくても水とこれを一緒に摂れば全然違う。

熱中症で倒れて休んでいた時に、とても助かったのが凍らせたペットボトルを首に当ててくれた事。

結構、これが大きかったと思います。

でも山に行く時は凍らせたペットボトルは難しいので携帯即冷パックを持って行こうと思います。

衝撃を与えるだけで、瞬時に氷点下で冷える品物。でもこれ170gもあるんですよね。重い。

重いけど、これはお勧めだと思います。室温で30~40分冷えているとあるけど、たぶんせいぜい10分位かと・・・

それでも身体を冷やすには十分だと思います。

冷却スプレー、購入してみたけれど冷たさは持続しないけれどこれはこれでいいかも。

ちなみに100均で購入したもので十分でした。(通常に売っているものと、ほぼ変わりなし)

そして、財布だけは持ち歩きましょうね。

今回、トイレ用の小銭をポケットに入れ財布は置いて行きましたが、今回体調の関係で別ルートで降りた事でタクシー代やバス代など必要になる場合がある。

そして財布の中には、保険証のコピー、身元証明(免許証など)山小屋など素泊まりできる程度のお金など入れておきましょう。

私、いつもならこれらを入れてザックに入れておくのだけど、今回お金を使う場所がないのと、福島で財布を落としてしまったことで今回は置いて行ってしまった。

財布は大事。身分証明や保険証のコピーも大事です。お忘れなく。

私は今回、中~重度の熱中症だったと思います。早めの処置と沢山の人の適切な処置のおかげで自力下山できました。

早めの適切な処置は大事だと思います。

でも、早めに救助を呼ぶ事も大事だと思います。下界と違って山で救助を呼んでもすぐは来れません。

早め早めの対応を心がけましょう。

また睡眠はきちんととり、食事や行動食、水分補給はきちんとこまめに摂るようにしましょう。

無理はしないこと、寝不足なのに無理をすると私のようになります。

自分は大丈夫!!!ではなく、備えあれば憂いなしですよ!!!

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