台風接近の3連休、白山と立山登山の為、石川・富山に遠征。
しかし白山登山中に雨が降ってきて、これは立山に無理に登っても面白くない。
そうだ!どうせなら日曜日しかやっていない鷹羽鉱泉ともう一つ行きたい温泉がある!!!
という事で立山は諦め予定より1日早めに下道で帰る事にした。
勿論、石川や富山でも温泉巡りもしたけど、この鷹羽鉱泉ともう一つの温泉は、もうじき冬期休業に入るだろうから先に記事にしてみた。
冬期休業という事は、山奥にあるという事だ。ライフライン(電気、水道、ガス、プロパンガス)も通っていないというから驚きです。
昔は湯治場だったという鷹羽鉱泉も、前経営者が高齢の為2014年10月に一度廃業している。
その後2015年に、温泉好きの6人グループ「鷹羽会」が建物と施設を買い取り、2017年7月10日に露天風呂が野湯として開放再開した。
設備的に公衆浴場法に適用できず、温泉営業は断念し保健所との協議の上、野湯としてオープンする事となった。
料金は募金箱に寸志。
上越の市街地から30分位走るだろうか?途中こんな光景がほっこりさせてくれる。天日干しのお米美味しいんだろうな。
深山荘を目指してくるとわかりやすいかもしれない。
リサーチでは悪路と聞いていたけど、舗装されたようで全然悪路でもなく、車1台通れるくらいの道幅。
山ノボラーだったら、こんな道は全然いい方。
かなり登ってきてようやく小屋?が見える。これが鷹羽鉱泉。
小屋の下に車を止める場所があるので、そちらに車を止め小屋の方に歩いて行くと小屋の先に葦簀で覆われた野湯が目に入る。
おお~~~っ、これですな。左側にある茶色いドラム缶が源泉がためてある。
小屋前に息子さん?とシェパードのアンディがお出迎えしてくれた。
以前は、こちらの小屋が湯治場だったようだ。内湯もあるが、公衆浴場法に適用せずそちらは入れないようだ。
この小屋は休憩場所として開放しているらしい。
持ち主が変わると、昔と違っていろいろとうるさく、一からの手続きと設備を造り変えないと等、面倒なようだ。
こちらの温泉は硫化水素の含有量が石川・富山・新潟に類なしと言われている。
硫化水素質百分の18.36と記載があるので18.36%?183.6mgなのか?万座温泉に次ぐ含有量らしい。
私の後に、お孫さんを連れた方が来てたけどオーナーさん?の友人との事で、寸志を入れ御先に貸切風呂を楽しませてもらいます。
テントの脱衣場。
籠と椅子があるのみです。野湯なのでカランも何にもありません。
絶景キタ━━━━(*゚∀゚*)━━━━!!硫化水素臭漂ういい湯でございます。
この最高の泉質と絶景は堪りません。至福の時間です。
しかも、ライフラインがないと最初に説明したとおり天然ガスを利用して湯を沸かしているのです。
あっ、こちら10℃程の冷鉱泉なので沸かさないと入れないのですが、天然ガスという所が源泉の魅力を最大限に引き出す最高のやり方ですね。
浴槽は、手間と奥の2つあるらしいけど、本来は奥が女湯なのかな?
手前の浴槽へと言われたので、手前の浴槽に入らせてもらいました。ちょっとお隣の浴槽をちらり。
いや~~~~っ、素晴らしい。硫化水素臭にやわらかな質感。この日はそんなに白く濁っていなかったけど、もっと白く濁る時もあるらしい
というか温度が高くなると白く濁るらしいね。
浴槽から脱衣所
長々入っていたら、鷹羽鉱泉の番犬アンディが覗きに来ましたよ( *´艸`)ちょっとびっくり
雨も降ってきたし、待っている人も居るかもしれないので、渋々上がります。
この子、捨てられていたんですって、こんないい子なのにねぇ。アンディと遊んで(遊ばれて?)
あまりにいい湯で、また来ますね!!!なんて言ってみたけどいつになるやら…できれば今年もう1回は訪れたいな。
って10月末までやってるかどうかなので、行けるかどうか…
アンディと息子さん?にお見送りをしてもらいました。またね。
有志の皆さんが集まって運営している野湯です。
ただでさえ雪深い上越。さらにライフラインも繋がっていない山奥では沢山の苦労があるかと思いますが頑張っています。
是非、一度この絶景の野湯を訪れてみて下さいね。(寸志を忘れずに)
ムービー撮ってみた。
住所:新潟県上越市牧区宇津俣1512-5
TEL:
日帰り営業時間:10:00~16:00
営業日:基本日曜日と平日1日(開放日はオフィシャルブログで案内しています。)冬期休業有
料金:寸志
源泉名:鷹羽鉱泉
泉質:単純硫黄冷鉱泉
泉温:10度 湧出量12000リットル/日
あてにならない私的お勧め度
総合 ★★★☆☆(目隠しはあるけど混んでると女性はちょっと気になるかな)
泉質 ★★★★★
ロケーション ★★★★★
2017年9月時点のデータです。