長野県燕岳登山口の山中にある名湯・秘湯ともいえる中房温泉に宿泊してきました。
中房温泉は宿泊者のみが楽しめる温泉デパートなのです。
この旅館の広い敷地内には、内湯・外湯・地熱浴や日帰り立ち寄り湯も合せると18ヶ所の浴場がある。
見学できる湯元も10か所もある。
そう!まさしく温泉デパート。1泊では巡りきれず連泊する方も多いという。
入浴できる14ヶ所の浴場全て源泉掛け流しというから素晴らしい!!!
全てを巡るべく急いで燕岳から下山してきて登山口まで車で行くと、宿の方が登山案内所の所で待機しており名前を聞かれ宿泊者専用の駐車場の案内をしてくれます。
この時、下の駐車場に停めて登ったんですか?!ここに停めれば良かったのに!!と言ってくれましたが、メールで6時前後でないと開かないと言われそれでは遅いのでと話したら5時位には開いてたのにと言ってくれた。開いてたのは知ってた。ただ車を取りに行く時間と体力消耗したくなかっただけ…次回からは登山口に停めさせてもらい登ります。
駐車場からも少し歩く。まぁ、この旅館は歩く事を覚悟して来ないと全て巡るなんてできない所だ。
まず見えるのが、別館。こちらは綺麗。別館には岩風呂、大浴場、家族湯の3つの浴場がある。
そして私が今回宿泊したのは本館、こちらは昔ながらの湯治場といった雰囲気。
本館には、大湯、不老泉、御座の湯と3つの浴場がある。
靴箱に靴を入れチェックイン。
チェックインをするとこんなB4サイズのMAPをもらうので、これを片手に皆さんウロウロしてました。
このMAPがないと沢山あり過ぎてどこへ行っていいかわからない。このMAPを見ても入り損ねた浴場もある。
効率的に巡るべく予習でもして行かないと1泊ですべて巡る事は不可能かもしれない。
私のMAPはチェックアウト時ボロボロだったので、2枚くらい記念に貰って来た。
部屋はこんな感じ。浴衣、フェイスタオル、歯磨きのみ。バスタオルないんだ?
私のプランは、山の日記念登山者プラン(女性はおまけ付き)通常の登山者プランはバスタオル付かないそうな。
でも私は、女性はおまけ付きプランなので中房温泉煎餅6枚入りがおまけと、好きな浴衣が選べるらしい。
この浴衣を選ぶと自動的にバスタオルも付いてくるというので浴衣を選びに別館へ行ってみる。
中房温泉は山奥の秘湯だけど、TVも見れるし電波も入る。(ドコモ)
おまけに貰った中房煎餅6枚入り。お茶うけも中房煎餅。
いったん本館から外へ出て別館へ
入口左手にはお土産などの売店
こちらの浴衣は着ないと思うけど選んでみる。
浴衣を選ぶとバスタオルの入った可愛いバッグを渡される。これいろいろ入る大きさで丁度(・∀・)イイ!!
チェックアウトまで、このバッグ片手にあちこち巡ってた。
さて別館で浴衣を選んで、2階へ上り丁度女性専用時間だった岩風呂(混浴)へ寄ってみた。
こちら通常混浴ですが15時~19時まで女性専用時間。
シャワーカランが3か所あり。アメニティもあり。
ヌルヌル美容液のような温泉。熱くもなく丁度いい泉温。源泉は93.0度と高いのに源泉掛け流しでこの丁度いい泉温は恐れいりました。
この岩から源泉が流れているのかな?熱かった。
岩風呂を出ると目の前に大浴場があるので大浴場への階段降りて入ってみた。
こちらも混浴。脱衣所は別れているが浴室は一緒
大浴場の女性専用時間は21時~翌日8時。
浴室に入ると、丸太を通って源泉が掛け流されている。
大きな岩が湯船のなかにもあり雰囲気がいい。結構広いですよ10人以上は入れそう
源泉が、それぞれ違うのも凄い。
あと別館には家族風呂があるのだけど、こちらは湯船があるだけという事で見もしなかった。
本館へ戻り渡り廊下を渡って御座の湯へ。
ここ、いつ来ても暗くてね。ピリッと熱めのいい湯でした。ウェストンが好んで入ったお風呂らしいですよ。
カランなし。2~3人位の大きさかな?
食堂のすぐ前にある大湯。
3~4人位の浴槽
シャワーカランは3つ
ふわふわ綿の様な湯の花が舞ってました。川のせせらぎと新緑を眺めながらいい湯です。
こちらは大湯の露天風呂
大湯の内湯はこんな階段を降りて行く。
なぜ地下?外から見ると斜面になってるのね。シャワーカラン5つ位有
そして私が内湯の中で一番気に入った不老泉。
混浴ですが19時から22時まで女性専用時間。
さえぎる物が何もない渡り廊下。夜は蛾が大量に落ちてたりする。
衝立があるだけで脱衣所は丸見え
大きな岩がゴロゴロ
壁がくり抜かれている。ここからの木漏れ日や照明がいい味を出している。
渡り廊下にはあれだけ蛾がいたのに、ここはなぜか虫が入ってこない。
なんとなく落ち着く空間だ。ついつい長湯してしまう。
浴槽の中はこんなふうに岩がゴロゴロ
この不老泉だけでも満足できそうだ。
不老泉の廊下には無料のマッサージ機とぶら下がり健康機が置いてあり、マッサージ器は疲れた体に嬉しい。
これだけの内湯だけでも十分満足出来そうだが、これで終わらないのが中房温泉
温泉テーマパークはまだまだありますよ。
いつものごとくムービー撮ってみた。(御座の湯は暗過ぎて入口まで)
ちなみに夕食 山菜や刺身こんにゃくなどヘルシー
下山後いつも食欲なくて、これでも残しちゃったんだよね。
朝食
本館は登山者が多く夕食にいた人達が朝食にはすでに登山へ出て行かれたりしていた。
皆さん、中房温泉に泊まって朝食はお弁当にしてもらい燕岳に登るのがデフォなのかな?
私は、温泉を堪能したかったので逆パターン(燕岳下山後チェックイン)。疲れるけど、思いきり温泉テーマパークを堪能できました。( *´艸`)
1回では紹介しきれないので何回かに分けて紹介したいと思います。
凄すぎる!!!中房温泉!!!!
※最初、温泉のテーマパークと記載したのだけど、なんだかテーマパークだと軽く思えて…やっぱり温泉好きの皆さんが言われているようにデパートかな?
是非マナーある温泉好きさんに来てもらいたい旅館です。
住所:長野県安曇野市穂高有明 7226
TEL:0263-77-1488
営業:4月下旬営業開始~11月下旬冬季閉鎖まで 本館のみ冬季登山者の為に営業あり
チェックイン:15:00~ チェックアウト:10:00
料金:9654円~
夕飯:18:00~ 朝食:6:30~
本館内湯(24H可):大湯(男女別)、御座の湯(男女別)、不老泉(混浴:女性時間19時~22時)
別館内湯(24H可):岩風呂(混浴:女性時間15時~19時)大浴場(混浴:女性時間21時~翌8時)家族風呂(男女別)
内湯は24H入浴可能だが、別館・本館の門限は23時なので23時以降は行き来できない。
部屋の感想(本館登山者プラン):本館は古く隣の話声などよく聞こえる。また匂いなどもあり。神経質な人は厳しいかも。布団などは当然自分で敷かなければならない。バスタオルなし。浴衣、歯ブラシ、フェイスタオルは付いている。
あてにならない私的お勧め度
総合 ★★★★☆
泉質 ★★★★★
ロケーション ★★★★★
2017年9月時点のデータです。